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革修理ブログ
2025/12/01
財布修理 Louis Vuitton ダミエ・エベヌ ジッピーウォレット スライダー交換 施工修理
こんにちは! 財布修理、革小物修理の革研究所堺店、藤林です。
今日は和泉市在住 K様よりご依頼いただいた
★Louis Vuitton ダミエ・エベヌ ジッピーウォレット スライダー交換 施工修理★
をご紹介します!
Louis Vuitton ダミエ・エベヌ ジッピーウォレット
Louis Vuittonとは、1854年にラグジュアリーブランドとしてフランス パリでルイ・ヴィトンが創業したブランドです。
ブランドコンセプト:「旅の真髄(こころ)」をテーマに、伝統を大切にしています。
ダミエ・エベヌとは、ルイ・ヴィトンの「ダミエ・エベヌ」のラインで、深みのある茶色の市松模様(チェッカーボード)です。
フランス語で「黒檀(コクタン)」を意味し、その名の通り、ダークブラウンとモカベージュの落ち着いた配色が特徴です。
デザインは、ブラウン系の濃淡による市松模様が特徴です。
素材は、傷や汚れが目立ちにくい塩化ビニールコーティングされたキャンバス地を使用していて、耐久性と防水性に優れています。
歴史は、1888年にルイ・ヴィトンの息子がデザインしたラインであり、モノグラムよりも歴史が古いと言われています。
ジッピーウォレットとは、長財布のことで、Louis Vuittonのラウンドファスナー開閉式の長財布です。
目次


ファスナーの閉まらず開いています
お客様からファスナーが閉まらなくなったので修理をしてほしいとお問合せおよびご依頼をいただきました。
ファスナーのスライダー(ファスナーの開閉する金具)の中の部品が使用していることで擦り減り、ファスナーが閉まらない状態になります。
スライダーを交換する事で、依然と同じようにファスナーが閉まるようになります。
ファスナーの歯車上に閉まる金具の破損や金具の曲がり、変形があるとスライダー交換をしてもまたファスナーが閉まらない状態になり、スライダー交換ではなく、ファスナー交換となります。
また、ファスナーの生地が破れた場合は、ファスナーの布生地の補修や修理ができないのでファスナー交換になります。
財布にお札や小銭、カードなどをいっぱい入れて使用していると、膨らんだ状態の財布のファスナーを閉めているのでファスナーに負荷が掛かった状態になり、ファスナーの歯車上に閉まる金具の破損、金具の曲がり、変形やファスナーの布生地の破れにつながりますよ(>_<)
財布にはお札や小銭、カードなどをいっぱい入れず、ほどほどにして使用してくださいねー(^_^)/
それでは、
Louis Vuitton ダミエ エベヌ ジッピー・ウォレット スライダー交換 施工修理をしていきます(^_^)/
完成したAFTER画像もお楽しみに!(^^)!
●スライダーの取り外し
まずは、財布の中に入っているファスナーを接着されている所を耳かきなどの細く、薄い物で接着を外します。(財布の革を傷をつけない様に気をつけて)
接着されている部分を剥がした跡、ファスナーを財布の外に引き出します。
引き出したファスナーから壊れたスライダーを取り外します。
また、スライダーからLouis Vuittonのロゴが刻印されているファスナーの引手を取り外します。
●スライダーの取付
新しいスライダーをファスナーに取付けます。
ファスナーを元の様に財布の中に入れます。
財布の中に入れたあと、ファスナーがズレない様に接着剤で固定。
元々財布に付いていたLouis Vuittonの引き手(再利用)を取付けて、完成です!(^^)!


いかがでしょうか?
スライダー交換!Louis Vuitton ダミエ エベヌ ジッピー・ウォレットのファスナーが閉めれるようになりました!(^^)!
定期的にメンテナンス(クリーニング+保湿ケア)をしていただき、末永くお使いいただけると嬉しい限りです(^_^)/
以上、
Louis Vuitton ダミエ エベヌ ジッピー・ウォレット スライダー交換 施工修理!
でした!(^^)!
革研究所堺店は、スライダー交換以外にも財布の染め直し施工の修理やカラーチェンジ、クリーニング施工(クリーニング+保湿ケア)もさせていただいてま~す(^_^)/
財布やバッグ、ビジネスシューズ、ジャケットなどのアパレル関係などの「レザーリペア」「スレ傷補修」「染め直し」「カラーチェンジ」はぜひ!革研究所堺店にお任せください。
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ソファの「スレ傷補修」「ひび割れ補修」「リペア修理」「染め直し修理」「カラーチェンジ」「クッション交換」「バネ交換」、「革の張替え」なども承っておりますのでお気軽にご相談くださいねー(*^^*)
ファスナーの歴史は、1891年にホイットコム・ジャドソンが靴紐の結びの代わりに考案した事に始まります。
その後、ギデオン・サンドバックが現代の原型となる「フックレス」を開発し、1921年にB.F.グッドリッチ社がオーバーシューズに採用した際に「ジッパー」と命名されました。
ファスナーとは、衣類やバッグなどの「開閉できる留め具」を指しています。
開閉できる留め具とは、衣類やバッグ、靴などに使用されています。
スライダーを操作することで、2つの部分を繰り返し開閉できる構造です。
国際的には「ジッパー」が一般的に呼ばれています。
日本では、「チャック」が広く浸透していますが、「ファスナー」が正式な名称として使われることが多いです。
構造
ファスナーは多くの場合、3つのパーツから成り立っています。
・テープ:ファスナーの布生地の部分
・エレメント(務歯):テープに付いている、歯車の様に噛み合って閉じる部分
・スライダー:手で動かし、エレメントを開閉する部分
ファスナーの素材
テープに付いているエレメントの素材は、主に3つの種類に分けられます。
・メタルファスナー:エレメント(務歯)がアルミ合金や丹銅などの金属でできており、金属光沢のあるものもあります。
古くからあり、丈夫で見た目の重厚感が特徴で、ジーンズやバッグ、アウターなどに広く使われています。
・コイルファスナー:エレメント(務歯)がコイル状のポリエステルやナイロンなどの合成樹脂で作られています。
金属やプラスチック製のファスナーと比較して柔軟性が高く、ファスナーの布生地になじみやすいのが特徴で、エレメント自体が軽量で加工しやすいため、衣類やバッグ、スポーツ用品など幅広く使われています。
・樹脂噴出ファスナー:テープ部分にポリアセタールなどの樹脂を噴出成型したファスナーです。
アルミ合金や丹銅などの金属ファスナーと比べて軽量で、カラーバリエーションも豊富なことが特徴です。
リュックやアウター、スポーツウェアなど幅広い用途に使用されています。
ファスナー スライダー
ファスナーを開閉する際に、エレメント(務歯)を噛み合わせたり、離したりする役割を持つ部分です。
スライダーの内部構造(Y字型のトンネル)を使い、エレメント(務歯)が噛み合って閉じたり、開いたりする仕組みになっています
ファスナー スライダーの種類
・オートマチックロックスライダー:引き手を離すと自動的にファスナーのスライダーにロックがかかり、勝手に開くのを防ぎます。
主に衣類(ジャケット、パンツなど)に使われていることが多いです。
・ノンロック(自由)スライダー:ファスナーの引き手の位置に関係なくファスナーのスライダーにロックがかからないスライダーです。
ファスナーの引き手
ファスナーを開閉する際に手で持つ部分のことになります。
一般的にファスナー スライダーのパーツの一部で、または後付けで取り付ける持ち手の部分になります。
ファスナーの引手の種類
・コードタイプ:パラコードなどを使ったもので、アウトドア風のデザインです。手袋をしていても扱いやすいのが特徴。
・本革、合成皮革:ァッショナブルで、ポーチなどの小物にアクセントになります。
・アルミ合金や丹銅などの金属、ジンク合金タイプ:重厚感があり、高級感が出ます。
ここまでファスナーについてご紹介させていただきました。
私たちの身近には色々な製品があります。
今後もブランドなどについての歴史などをご紹介したいと思っております。
お手入れをすれば長く使えますので、革製品での補修や染め直し(リカラー)、カラーチェンジなどお困りごとがありましたらお気軽に革研究所堺店にお問合せください。
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