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革修理ブログ
2025/08/16
ソファ修理 アサヒ木工 2人掛け ソファ ウレタン交換 合皮 張替え 施工修理
こんにちは✨ソファ修理、イス修理の革研究所堺店、藤林です。
ご覧いただきありがとうございます (^_^)/
★アサヒ木工 2人掛けソファ ウレタン交換 合皮 張替え 施工修理★
を松原市在住 Y様よりご依頼をいただきましたので、ご紹介させていただきます(^-^)
8月1日のアサヒ木工 3人掛けソファと一緒にご依頼いただいたソファになります。
アサヒ木工
アサヒ木工は、1946年に創業者 小野 幸重氏が大分県日田市小迫町の自宅横に「朝日ロクロ工業所」を創業したことが始まりです。
創業当初は駒や丸盆などの小物を製作していました。
1948年に「朝日ロクロ工業所」から「朝日木工」に社名を変更。
1952年に日田市内で初めて背もたれ付きの椅子の生産を開始。
1956年に金属製のスプリングを内蔵した応接セットソファ・テーブルを生産開始。
ソファ、テーブル、ベッド、ダイニング、暖卓などを製造・販売と特にソファの張り込み技術に定評があり、3Dでも美しい曲線を出すことができ、国産家具認定事業者として「安心・安全・環境」に配慮したものづくりをしています。
目次
ソファが色褪せと汚れていますね!
ご依頼のアサヒ木工 2人掛けソファですが、ソファ全体的に色褪せと座面に汚れがあります。
以前にもブログにアップしたアサヒ木工 3人掛けソファのように本革が破れていませんが、8月1日のブログでご紹介したアサヒ木工 3人掛けソファと同じ色、同じ生地(合成皮革)で張替え施工修理を行います。
以前にも書いていますが、本革が破れてしまうと修理ができないため、皮 張替え施工修理となります。
本革ソファでのスレ傷ができる原因
ソファの座面やひじ置き、背もたれは肌や衣服が当たったり擦れたりするので、スレ傷ができやすい部分になります。
もう一つのスレ傷ができる場所は、ソファに座った際に当たる膝裏の部分もスレ傷ができやすい場所になります。
肌や衣服が擦れてできるだけではなく、ソファに座った際に少しずつシワができていくことが多いですが、そのシワが擦れてスレ傷になります。
本革ソファでのひび割れができる原因
座面やひじ置き、背もたれなどのスレ傷の劣化が進み革がひび割れてくることがあります。
また、ソファでくつろいでいると気持ちよくなり、寝てしまう事があると思うのですが、背もたれの上部には頭、ひじ置きには腕、座面には膝の裏側が当たります。
ひび割れの1つの原因として、汚れや頭皮などの油脂、汗等が革に触れ続けると、頭皮などの油脂で革がひび割れてくる事があります。
合成皮革の特徴(張り替える生地)
・本革に近い質感を演出できる
・水をはじくため、汚れにくく耐水性に優れている
・フィット感があり、グリップ力に優れている
・大きさや形に制約がなく、品質が均一に製造できる
合成皮革のデメリット
・本革に比べて寿命が短く、経年劣化する・素材の特性であるため、劣化症状を避けることができない
合皮が経年劣化すると皮が裂けた状態や革がポロポロと剥がれてくる状態になります。
少し裂けた状態で使用していると衣服を引っ掛けたり、体が当たった際に皮膚が切れて怪我する場合がありますので注意してくださいね!!
座面 クッションの凹みの原因
長年使用しているとソファのスプリング(Sバネなど)の破損や変形、ウェービングベルト(布ゴム)のゴムの伸縮性がなくなり、ウェービングベルトが伸びきった状態が考えられます。
また、ソファ内部のウレタンも長年使用していることでウレタンがへたっている可能性も考えられます。
また、お子様がおられるご家庭では、お子様がソファで遊んでいてソファをトランポリンの様に遊んでいたなどの状況も考えられます。
それでは、
アサヒ木工 2人掛けソファ ウレタン交換 合皮 張替え 施工修理をしていきます(^_^)/
完成したAFTER画像もお楽しみに!(^^)!
●まずは、ソファの掃除
エアーコンプレッサーを使い、ソファの座面と背もたれとの隙間のホコリなどをエアーで吹かして除去します。
ソファの解体をしていきます
●ソファの底の不繊維布を取り外し
ソファの底に固定されている不繊維布を専用の工具を使用してステープル(ホッチキスの針のようにコ型になっています)を取り外します。
●バネ or ウェービングベルト(スプリング)、ウレタン(クッション)の状態を確認
不繊維布を取り外したことで、バネ(スプリング)の状態が確認できます。
バネ or ウェービングベルト(スプリング)が破損や変形していないか、バネ or ウェービングベルト(スプリング)を固定している金具が破損していないか、ウレタン(クッション)の状態を確認します。
今回は、ウレタン交換(クッション)のご依頼ですのでウレタン(クッション)を取り外します。
●座面、背もたれの皮を取り外し
座面の革はステープルで(ホッチキスの様な形)固定されています。
専用工具を使用してステープルを取外して、座面、背もたれの革をソファから取り外します。
●皮の寸法・ウレタンのサイズを計測
取外した革に番号や方向を記入し、縫い合せている糸を解き革の寸法およびウレタン(クッション)のサイズを計測します。
計測後、張り替える合皮に分解した革の寸法、番号や方向をマーキングします。
●裁断・縫製
マーキングした位置で裁断し、元の形状にミシンで縫い合せていきます。
●ウレタン取付
新しいウレタン(クッション)をソファ本体に取付け(接着)します。
●再組立作業
張り替える合皮の生地をソファの座面、背もたれにステープル(ホッチキスの様な形)を打ち込む専用工具のタッカーを使用して固定します。
取付ける際には、張り替える生地がよれたり、シワにならないように張り替える合皮の生地を伸ばしながら慎重に固定していきます。
最後に不繊維布をエアータッカーを使用し取付けて完了です(^_^)/
さて、アサヒ木工 2人掛けソファがどんな風に生まれ変わったでしょうか~(*^▽^*)
ソファが色褪せと汚れがありましたが、皮を張り替えたのでキレイになりました
いかがでしょうか?
ウレタン交換(クッション)&合皮 張替え!アサヒ木工 3人掛けソファが綺麗に生まれ変わりましたー(^_^)/
生まれ変わったソファを納品させていただいたときに「めっちゃくちゃ綺麗になってる」と喜んでいただきましたー!(^^)!
今回は本革から合皮への張替え施工でしたが、定期的にメンテナンス(クリーニング+保湿ケア)をしてあげると革の乾燥から守り革の劣化を防ぎ末永くお使いいただくことができます。
以上、
アサヒ木工 3人掛けソファ ウレタン交換 合皮 張替え 施工修理!
でした!(^^)!
革研究所堺店は、張替え修理以外にもソファのクリーニング施工(クリーニング+保湿ケア)もさせていただいてますので、ソファをメンテナンスする際はお気軽にお問い合わせくださいね!
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