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革修理ブログ
2024/11/05
コーチ ハンドバッグ No,D1S-7785 リカラー施工
みなさんこんにちは、革研究所 堺店です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はコーチ ハンドバッグ No,D1S-7785
リカラー施工をご紹介いたします。
目次
写真をご覧の通り、スレ傷と全体的に色褪せています。
今回は大きな傷や劣化がないので、スレ傷を補修と
ステッチ(糸目)を残してリカラー(染め直し)を
することで綺麗な状態になります。
いかがでしょうか!!
スレ傷を補修し、リカラー(染め直し)をする事によって
色合いに深みがでて綺麗になりました。
補修をする事で綺麗な状態になり劣化を食い止めること
できるので補修前の状態で使うよりも長く使うことができます。
1,全体クリーニング
長年の使用によって蓄積された手あかなどの油汚れを取り除く。
2,非塗装部分の養生(マスキング)
ファスナーや金具など塗装しない部分の養生
3,擦り傷や荒れた革表面を平滑にする
スポンジ研磨材を使用し、バッグ全体を研磨、削りカス除去
4,補修材の擦り込み
コーナー部のパイピング部分は研磨と確認を繰り返し平滑にする
スポンジ研磨材で凸凹を整える
5,革の表面を平滑に仕上げる補修材を塗布
バッグ全体に補修材を塗布し、平滑にする
6,乾燥
7,塗料を調色
数種類の塗料からグラム単位で調色
8,調色した塗料+色止めコーティングを塗布
スプレーガンで調色した塗料と色止めコーティングをバッグに塗布
9,乾燥
塗装した部分に当たらないように気を付けて乾燥
10,オイル仕上げ
バッグ全体にオイル塗り仕上げます
革研究所 堺店
住所:〒593-8302 大阪府堺市西区北条町2-23-16 革研究所 堺店
電話番号: 072-200-3500
E-mail: support@sakai-kawaken.com
URL: https://sakai-kawaken.com
LINE: https://lin.ee/I578UYx
営業時間:9:00~17:00
定休日:日曜日、祝日に加え
土曜日・月曜日は不定休でお休みさせていただきます。
出張可能エリア
堺市堺区、堺市北区、堺市中区、堺市西区、堺市東区、
堺市南区、堺市美原区、泉大津市、大阪狭山市、河内長野市
大阪府南部(泉佐野市、富田林市他)
公共交通機関でのご来店
JR阪和線 上野芝駅より徒歩17分
お車でのご来店
阪神高速湾岸線 出島出口より約15分
阪和道 堺インターより約15分
※納品等で外出している可能性がございますので、
ご来店する際は、事前におおよその日時のご連絡をお願いいたします。
コーチは1941年にアメリカ合衆国ニューヨーク州マンハッタンで
倉庫スペースを利用した小さな工房からスタートしました。
創業当初は「ゲイル」という社名でした。
創業者のマイルズ・カーンとリリアン・カーン夫婦が
腕利きの職人6人とともに男性用の革小物生産を請け負う
下請けをしていました。
熟練の職人たちは「最高級レザーで、美しく機能的でモダンな製品を作る」
という目標を掲げ、良質な革と縫い目の細部までこだわり抜いた
革製品を作りました。
コーチの革製品は次第に評判を呼び、徐々にその評判が広まっていきます。
高品質とハンドメイドへのこだわりへのこだわりは、
創業当初から80年経った現在でも変わりません。
コーチの革製品はすべて手作業で仕上げられています。
シンプルなデザインのバッグでも完成までに100以上の工程を要し、
複雑な形になると1日半かかる場合もあります。
グラタンレザーの開発・コーチ(COACH)ブランドの誕生
コーチが代表するオリジナル革素材「グラブタンレザー」は
ある時、野球観戦をしていたマイルズ・カーン氏が使い込まれた
野球のグローブが柔らかさと艶、味わいを増していることに着目し、
しっかりと手になじむ新しいレザーを考えたのがきっかけでした。
試行錯誤を繰り返し1958年に時速140キロのボールを
受けるミットと同程度の強度と使えば使い込むほど柔らかく艶やかに
なる革「グラブタンレザー」が完成しました。
1960年代に、グラブタンレザーを採用したバッグ「COACH」の
ブランド名で発表しました。
そのバッグの数量は、わずか12個でシリアル番号入りの限定生産でしたが、
ひとつひとつを手作りで丁寧に作り上げるため、
このような少数の限定販売となりましたが、
品質の良さが大きな評判を呼びました。
このコレクションは「アメリカンクラシック」といわれ、
後の続々と生まれるクラシックコレクションの元祖となり、
このバッグの大成功がコーチブランドの礎になりました。
時を同じくして社名をゲイルからコーチに変更しました。
コーチという名はハンガリーにある町「コチ(KOCS)」が
由来になっています。
ハンガリーにある町コチ(KOCS)は、世界で初めてサスペンション付きの
高品質の四輪馬車を製造したことで有名な町です。
この馬車はヨーロッパなどで評判になり、次第にコーチという言葉が
「馬車で大切な人や物を目的地へ運ぶ」という意味合いを持つほどになりました。
「大事なものを運ぶときに使ってほしい」という思いを込めて、
ブラッド名に選んだと言われています。
また、コーチのロゴにはブランドの由来となった馬車もえがかれています。
ハンドバッグの革命
コーチは、1962年に創業者のカーン夫婦はミュージカル映画
「王様と私」などの衣装に携わった当時の人気デザイナーのボニー・カシン氏を
リードデザイナーとして迎えました。
カシン氏は女性のためのバッグという構想のもと、買い物袋から
インスピレーションを受け、上部な持ち手と外側の小銭入れが
特徴のハンドバッグ「カシン・キャリー」をデザインしました。
オープンカーの留め具からヒントを得た「ターンロック」と呼ばれる
留め具や、犬の首輪と引綱を繋げるために使われていた金具
「ドッグリーシュ」を女性向けバッグに採用するなど、
斬新でユニークな発想が、コーチの繁栄をさらに前進させました。
1973年のグラブタンレザーの性質を存分に生かした「ダッフルサック」を
発表し、発表後すぐに人気商品になりました。
当時の若者を中心にカジュアルファッションが流行しつつある時代に、
若者向けの雑誌にコーチのダッフルサックが掲載され、
一気に注目を集めるようになりました。
デザイナー、ボニー・カシン氏の活躍によって順調に
売上を伸ばしたコーチは、アメリカ全土への販路拡大を計画しました。
1979年には、ニューヨーク市庁から転職してきたビジネスマン、
ルー・フランクフォート氏を、新規事業開発担当副社長として迎えました。
フランクフォート氏は販路の多角化を目指し、従来の販売ルートである
デパートや専門店に加え、カタログや直営店の展開などで知名度を
上げる戦略を立てました。
1980年、カタログ作りに着手し、ブランド認知度を高めることに成功すると、
翌1981年にはニューヨーク・マディソン64番街に初の直営店を
オープンします。
行列ができるほどの人気で、コーチの名はアメリカ全土に
広く知れ渡るようになりました。
1985年、創立者のカーン夫妻の引退により、コーチはヘインズなどを
擁する世界的なアパレルメーカー、サラ・リーコーポレーションの傘下
となりました。
コーチはこれを機に、バッグや財布などの皮革製品メーカーから、
世界をターゲットとした総合ファッション企業へと急速に舵を
切ることになりました。
バッグメーカーから製品の製造をドミニカ共和国や中国への外注生産に
切り替えました。
外注生産することで、高品質で丈夫でありながら、
価格の製品を提供する総合ファッション・ブランド企業へと転換しました。
コーチの社長にはフランクフォート氏が就任し、さらなる直営店展開を
はじめとしたマルチチャンネル戦略を推進していきます。
そして1988年、日本に初出店をしました。
順調に歩を進めていたコーチですが、1990年代半ばに停滞期に入りました。
1995年に会長兼CEOに就任したルー・フランクフォート氏が
売上停滞期の原因を分析した結果、女性のライフスタイルの多様化に
よるものという結論にたどり着きました。
当時は女性の生き方の選択肢が増えたことから、
モードでクラシカルなスタイルが定番とされてきましたが、
徐々に軽みのある素材やラフに着られるカジュアルファッションが
主流となりました。
フランクフォート氏は、コーチがこれまでのクラシックなバッグが、
現代女性のファッションスタイルに合わなくなってきたことが
停滞の原因と考えました。
コーチは停滞期を打ち破るために改革を打ちだしました。
1996年、デザインのトップにあたる
エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターに、
「リード・クラッコフ氏」を迎えました。
現代的な感覚を求め、32歳の若きデザイナーをトップに抜擢したのです。
これまでの革を使ったクラシカルなデザインを刷新し、
人気のナイロン素材を用いた軽量で現代的なデザイン
「ネオ・コレクション」を発表しました。
ネオ・コレクションをきっかけにコーチのデザインは
「クラシカルなデザイン」から「ラフに使えるカジュアルライクなデザイン」
へと転換しいきました
そして2001年、クラッコフ氏は今やコーチのアイコン的な
存在ともいえるコレクションを誕生させました。
コーチのイニシャル「C」のロゴが連続するモノグラムデザインの
「シグネチャー・コレクション」です。
キャンバス生地にデザインを織り込んだシグネチャー・コレクションは、
アメリカだけでなく日本でもブームを起こしました。
このコレクションはコーチが完全復活し、世界的なブランドの仲間入りを
はたした立役者となったといえるかもしれません。
また、同年発表された小物専用の画期的なバッグ「リストレット」も多くの女性を魅了しました。
2013年、コーチは長年エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターを
務めた、リード・クラッコフ氏の退任しました。
後任のスチュアート・ヴィヴァース氏は、ルイ・ヴィトンで
アクセサリーを担当し、ロエベではクリエイティブ・ディレクターを
務めたほどの人物です。
モードでモダンなアメリカン・スタイルを表現し、
新たなブランドの魅力を発信しています。
コーチは2017年10月、ブランド名はそのままに社名を
「Tapestry(タペストリー)」に変更しました。
常にさらなる進化を遂げようとする姿勢に注目が集まっています。
コーチと関わってきたセレブとコラボをご紹介します。
ジョディ・フォスター
1991年大ヒット映画「羊たちの沈黙」でジョディ演じるクラリスが
持つバッグとして使用されました。
クラリスのように若い女性でも購入できる高級バッグ、
という位置付けはコーチのブランド業界でのポジショニングを的確に
表した場面でもありました。
ジェニファー・ロペス
歌手のジェニファーロペスがリリースした「オール・アイ・ハブ」の
MVでコーチのシグネチャーシリーズのバッグが使用されました。
アン・ハサウェイ
「ブライダル・ウォーズ」という映画で、エマ演じる
アン・ハサウェイのバッグとしてコーチのバッグが使用されました。
使用されたバッグは、創業65周年を記念して発表された
レガシー・コレクションの「Gigiレザートート」でした。
グウィネス・パルトロー
2011年、コーチは創業70周年の節目に「最も嫌われているセレブ」
に選ばれたグウィネス・バルトローを広告塔に起用しました。
グウィネス・バルトローのキャリアと育児を両立させながら
信念をもち生きる姿が、「強い現代の女性」の象徴となり
起用したといわれています。
レディ・ガガの愛犬
2015年にはレディ・ガガの愛犬「Miss. Asia Kinney」が広告塔に
起用される珍しいケースがありました。
セレーナ・ゴメス
2016年にアンバサダーとして起用され、2017年にコラボした
バッグコレクションを発表します。
翌年の2018年にはアパレルラインのコラボアイテムを発表しました。
日本アニメ「NARUTO」とコラボ
2019年10月頃、コーチのエグゼクティブ・アンバサダーである
マイケル・B・ジョーダンの大好きなアニメ「NARUTO」と
コラボしたアイテムが発表されました。
アニメとブランドという異色のコラボは、ネット上でも大きな話題になりました。
日本ゲーム「パックマン」とコラボ
2016年、1980年代に登場した日本のゲーム「パックマン」と
コーチがコラボしました。
キャラクターロゴをあしらったキュートなデザインで、
ポップな雰囲気が感じられるアイテムです。
ここまでコーチ(COACH)ブランドの歴史について
ご紹介させていただきました。
今後も革についての歴史やブランドの歴史などをご紹介したいと思っております。
お手入れをすれば長く使えますので、革製品での補修や染め直し(リカラー)、
カラーチェンジなどがありましたらぜひ革研究所堺店にご連絡ください。
革鞄・バック
革の鞄(カバン)のスレやキズの補修、変色、革の色を変える(カラーチェンジ)までお任せください。VUITTON(ヴィトン)GUCCI(グッチ)等の革ブランド品も修理可能です。
財布・小物
革財布(サイフ)、小銭入れ、キーケース等の小物全般の革のキズ、スレをキレイに修理いたします。CHANEL(シャネル)GUCCI(グッチ)等のブランド革小物の修理ももちろんOKです。
革靴・ブーツ
男性物の革靴、女性物のブーツ等靴の革修理(スレ・キズの補修)も可能です。思い出の有る革靴等の修理はお任せください。もちろん革靴の修理に関してもブランド靴の修理可能です。
革衣類
革ジャン、革コート・革のジャケット等革衣類の修理、補修もお任せください。部分的なスレ・キズの補修から、革全体の色を変える(カラーチェンジ)まで幅広く対応いたします。
ソファー・椅子
革ソファー・革の椅子の修理実績も多数ございます。痛み具合によっては革の張替えも可能です。カッシーナ(CASSNA)等のブランドソファー修理もお気軽にご相談ください。
自動車内装
自動車の革ハンドル・革シートの修理(リペア)も可能です。ベンツ・BMWなどの高級外車から、国産の自動車まで数多くの修理実績がございますのでお気軽にお問合せください。
代表者 藤林 薫
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TEL 072-200-3500
対応エリア
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当店の革修理は革の事を知り尽くした熟練職人が一点一点丁寧に修理・補修いたします。思い出の有る大切な革製品を安心してお任せください。また、ブランド品(VUITTON・CHANEL・GUCCI等)の革修理経験も豊富です。革のキズやスレの補修はお任せください。革修理の御見積やお問合せはもちろん無料です。