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革修理ブログ
2025/07/02
ソファ修理 一人掛けソファ ひび割れ補修 スレ傷補修 染め直し修理
こんにちは。ソファ修理、イス修理の革研究所堺店、藤林です。
今日は泉佐野市在住 Y様よりご依頼いただいた
★ソファ修理 一人掛けソファ ひび割れ補修 スレ傷補修 染め直し修理★
をご紹介します。
目次
④革の歴史、鞣し(なめし)製法と種類、日本各地の革文化のご紹介
全体的に色褪せています
座面にスレ傷があります
肘置きの革がひび割れています
ご依頼のソファは、全体的に色褪せと座面のスレ傷、肘置きの革がひび割れています。
ソファの革の破れていないので、スレ傷、ひび割れを補修し染め直し修理をすることで綺麗になります。
ソファのスレ傷、ひび割れが起きる原因については、2025年5月3日(スレ傷の原因)と2025年5月13日(ひび割れの原因)のブログの中でご紹介していますので、そちらも参考にしてくださいね!
【「カリモク 2人掛けソファのスレ傷・ひび割れ補修、染め直し修理」ブログ】
【「wittmann(ヴィットマン)パーソナルチェアの染め直し修理」ブログ】
それでは、
ソファ修理 一人掛けソファ ひび割れ補修 スレ傷補修 染め直し修理をしていきます(^_^)/
完成したAFTER画像もお楽しみに!(^^)!
●クリーニング
ソファ全体を布にレザークリーナーを付けてやさしく丁寧に拭いて汚れを落とします。
●ひび割れ補修
数種類ある補修剤の中から傷の程度や傷の深さによって補修剤を選定しひび割れ・スレ傷を補修します。補修剤の塗布・表面の磨きを繰り返して、ひび割れ・スレ傷をなめらかに整えます。
●いよいよ染め直しです!
ご依頼のお色に合わせてお色をつくり、明るさなど、トーンを微調整~♪いい感じのお色ができましたー(^_^)/ さらにツヤ感を調整し、スプレーガンでソファにムラなく均一に塗布していきます。
●乾燥&仕上げ
しっかり乾燥したあと、最後の仕上げに、ソファ全体に保湿のオイルを塗って、完成です!(^^)!
さて、どんな風に生まれ変わったでしょうか~(*^▽^*)
全体的に色褪せていましたが、綺麗になりました
スレ傷がなくなり綺麗になりました
ひび割れがなくなり綺麗になりました
いかがでしょうか?
ひび割れ補修&スレ傷補修&染め直し!一人掛けソファが綺麗に生まれ変わりました!(^^)!
これからも末永くお使いいただき、一人掛けソファでくつろいでいただけると嬉しいです。
以上、
ソファ修理 一人掛けソファ ひび割れ補修 スレ傷補修 染め直し修理!
でした!(^^)!
ソファの補修、リペア、染め直し、カラーチェンジはぜひ!革研究所堺店にお任せください。
クッション交換などもお気軽にお問合せくださいね~!!
革の歴史のご紹介
人類と皮革との歴史は古く、およそ200万年前の旧石器時代と長い歴史があります。
狩猟で捕まえた動物の皮を剥ぎ、食事の一部として考えられていました。
時代とともに動物の皮を寒さや衝撃から身を守るために毛皮や革を活用してきました。
旧石器時代の遺跡からは、皮革の加工に使用した道具が発見され、衣服や仕事道具の材料として利用が始まりす。
皮は荒野での体温調節のサポートと野生動物から身を守るのに役立ちました。
人類にとって役立っていたのですが、腐敗や硬化により、すぐに使いづらくなりました。
最初は皮を乾かすだけでしたが、皮を柔らかくするために、皮をもむ、叩く、草木の汁につけてみたりと、皮を使いやすく長持ちする試行錯誤が行われ、鞣し(なめし)の方法が開発されました。
鞣し(なめし)製法と種類のご紹介
・植物タンニンなめし
長い鞣し(なめし)の歴史の中で、もっとも古く伝統的な鞣し(なめし)方法が、「植物タンニンなめし」です。
「ベジタブルタンニンなめし」とも呼ばれることがあります。
植物タンニンなめしは、お茶や赤ワインに含まれる「渋み」成分で行われています。
皮をタンニンに漬け込むと「渋み」成分と反応し、皮から革に変化していきます。
植物タンニンなめしは手間と時間がかかり、数か月もかかることがあるそうです。
仕上がった革はしっかりとした質感となりヌメ革(薄いブラウン)の状態になります。
また、ヌメ革からさまざまな色に革を染めることができます。
植物タンニンでなめした革は自然の素材を使用しているので、革本来の風合いと長く使用していくことでエイジング(味の深まり)を楽しむことができます。また、革の表面の美しさや柔軟性があり、耐久性が高いので長年に渡り使用することができます。
生産面では大変手間のかかるなめし手法なので、年々タンナー(製革工場)の数が減少しており、タンナーの数が減少している分価値が高まっています。
・クロムなめし
「クロムなめし」はクロム化合物を使用した、なめしの手法です。
クロムなめしにかかる時間は1日程度で、1度に多くの革をなめすことができるので、低コストで生産ができるため、現代ではクロムなめしが主流となっています。
クロムなめしは植物タンニンなめしに比べて柔らかく伸縮性にすぐれているので着色や加工もしやすいことで、多くの革製品に採用されています。また、色抜けしにくく耐久性も高いので、メンテナンスがほとんどかからないのが特徴となっています。
・混合なめし(コンビネーションなめし)
植物タンニンなめしとクロムなめしの2つが主流ですが、双方の良いところを組み合わせたハイブリッドのなめし加工を「混合なめし(コンビネーションなめし)」という製法です。
決まった配合はなく目的によって使い分けをされています。
・アルデヒドなめし(ウェットホワイト)
環境問題からタンニンなめしの革と同様にクロム(メタル)フリーの革として普及してきています。
クロムなめしに比べてややコストが高くなります。
油脂鞣し
日本に古来伝わる古いなめし手法で特に播磨の特産で、延喜式造皮の項にも類似のなめし方法が載っています。
皮を川で洗いバクテリアの働きで鞣すことに特徴があり白い革に仕上がります。
熏(ふす)べ革
日本に古来伝わる古いなめし法で煙に含まれるアルデヒド類の鞣作用を利用しています。
延喜式造皮の項にも載っています。
同名の着色目的の燻染法とは無関係です。
皮から革にする工程の「なまし加工技術」が開発、発見したことにより革の染色や装飾技術が発展し、さまざまな国の文化で独自のスタイルが生まれました。
日本各地の革文化のご紹介
日本には大陸から渡来した「熟皮高麗」「狛部」といった呼称の工人たちが革の加工技術を伝えたと言われています。
日本の革の歴史は、1000年以上も前までさかのぼります。
播州姫路地方では革のなめしが盛んに行われ、鞣し(なめし)の工程は、瀬戸内海産の塩による原皮処理→浅瀬で洗い流し→石河原での川漬け→脱毛→塩入れ→加湿→菜種の油付け→揉み→さらし→革洗いの反復作業で行われていました。
海が近い姫路は、まさに革の加工にピッタリの土地だったのです。
その他の地域でも、同様の技術によって革の加工が行われていました。
日本が諸外国に門戸を開く江戸時代までこの技術で革を鞣し・加工がなされ、革は鞍や文庫などに珍重されていました。
現代の主流となっている植物タンニンなめしやクロムなめしは、明治時代になって伝えられ、現在にいたります。
北海道の革文化
冬場の厳しい自然で知られる北海道ですが、アイヌ民族や武士たちが使用していた革製品には、アザラシ、クジラ、熊などの獣皮だけでなく、鮭の皮もなめして履物などの日用品などに活用していました。
また、近年では、畑の農作物や森の木々を食べてしまうエゾシカからの被害を軽減するため、エゾシカのお肉だけでなく、皮を革として有効活用する方法を探っているそうです。
東北の革文化
飛鳥時代から行われている牧畜は盛んに行われているため、1000年以上の歴史があり原材料として重要な役割を果たしています。
革を活用した履物製造も盛んで、冬の寒さをしのぐための厚手の革製品、雨や雪にも耐えうる耐水性の高い製品が多いです。
東北地方は、武家文化が根付いており、武士たちが使用していた革製品も存在しています。
現在でも山形県や福島県では地場産業としてその技術が伝えられています。また、フカヒレ産地の宮城県気仙沼市では、命を無駄にする事なくサメの革も作っています。
関東地方の革文化
関東平野に大きな川が流れているため、東京、埼玉、栃木は革のなめしに適した土地柄です。
特に東京では墨田川、荒川周辺に鞣し(なめし)産業が発展し、関東近郊には鞣し(なめし)工場も多数あります。
また、革の鞣し(なめし)に適した土地柄で、家内制手工業的な規模の工房も多く、浅草界隈は昔から袋物の製造が盛んで、靴、ベルトといった小物製品の工場が軒を連ねています。
その他に特徴的なのは、爬虫類などのエキゾチックレザーの加工工場も多いです。
中部地方の革文化
山梨県甲府市で作られている甲州印伝(こうしゅういんでん)という鹿革製品の工芸品が有名です。
甲州印伝(こうしゅういんでん)は、江戸中期に幕府に献上されたインド装飾革を国産化した物を起源とされています。
革自体はしなやかで使い込むほど光沢が増して美しくなります。現在では高級バッグなどに姿を変え海外にも輸出されています。また、尾張地方には徳川時代からの馬具職人が多くいた関係で、ランドセルメーカーがたくさん集まっています。
近畿地方の革文化
革に関する歴史は古く、奈良時代以前より行われていたと考えられています。
特に兵庫県姫路市の鞣し(なめし)技術は有名で、成牛革の生産量は国内第2位である東京の3倍近くの生産量を誇っています。
大きな川が流れ、海が近くにある姫路に、古くから伝えられてきた白鞣し(しろなめし)は、甲冑や武具、馬具、太鼓などに幅広く使われ、姫路を代表する革であり、その技術と職人魂は、現在の姫路の職人たちに受け継がれています。
同じく兵庫県にある鞄の町・豊岡市で、日本の鞄の生産量の7割が作られています。
柳行李の製造が起源で、ここも1000年以上の歴史を誇っており、日本で唯一の「鞄団地」があるのも有名です。また、和歌山県では明治時代に西洋靴製造と皮革製造のために外国人技師を招いて、皮革産業が発展しました。現在では兵庫、東京と並び、和歌山は日本の皮革三大産地に数えられています。
中国地方の革文化
山陰・山陽地方では良質の鋼が取れることが有名で、日本刀の産地で知られており、刀の柄や鞆は鮫皮で装飾されています。
ここで勘違いしやすいのが「鮫」。日本の刀の装飾に使われていた鮫皮とは「エイ」のことなのです。現在では、財布など小物にも使われるようになった「エイ」、実は、日本の近海産ではなく、南シナ海やインド洋でとれたものが輸入されて使われています。
硬く丸や楕円の文様が特徴のエイ革は、日本刀の美しさにピッタリと合いました。
四国地方の革文化
香川県東かがわ市は、130年の歴史を持つ、日本最大の手袋産地で、日本の革手袋の90%以上が生産されています。
明治時代に大阪から製造技術が伝えられたことで手袋産業がスタートしました。
野球やゴルフなどのスポーツで使用するグローブ、手袋などの多くの製品がここで作られています。
温暖で雨が少なく、川が多いこの地域の気候や地勢は、革の加工に適しています。また、手袋生産の中心であったドイツと、素材の供給や販売を担っていたイギリスが第一次世界大戦で交戦国となったことによる特需をきっかけに産業基盤が構築されたともいわれています。
九州地方の革文化
九州は日本開史以来、諸外国との外交の窓口の役割を担ってきたことは有名です。
中世〜近世にかけては中国よりの文明が伝来しました。近世に入れば西洋各国からそれまでになかったような新技術が続々と流入してきました。
渡来人によって革の製法が九州に伝えられ古くからその中心となりました。
北九州市は現在では女性用の履物の生産で知られています。また、馬の産地として有名な熊本県、豚の産地として有名な鹿児島県が九州の革産業を支えています。
九州地方は、気候が温暖で、革の原料となる畜産も盛んに行われています。
ここまで革の歴史と鞣し製法・種類と日本各地の革文化について紹介させていただきましたが、私たちの身近には色々な革製品があります。
今後も革やブランドについての歴史などをご紹介したいと思っております。
お手入れをすれば長く使えますので、革製品での補修や染め直し(リカラー)、カラーチェンジなどがありましたらぜひ革研究所堺店にご連絡ください。
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