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革修理ブログ
2025/05/28
椅子修理 ダイニングチェア ウレタン交換 合皮 張替え修理
ソファ修理、イス修理の革研究所堺店、藤林です。
今日は羽曳野市在住 M様よりご依頼いただいた
★ダイニングチェア ウレタン交換 合皮 張替え修理★
をご紹介します!
目次
座面が劣化して皮が裂けたみたいに破れています
座面のウレタン(クッション材)も割れたいます
背もたれも皮が破れている部分があります
ご依頼のダイニングチェアの修理内容は、座面のウレタン交換(クッション材)と座面+背もたれの皮の張替え修理です!!
ダイニングチェアの皮の素材は合成皮革です。
合成皮革の特徴
・本革に近い質感を演出できる
・水をはじくため、汚れにくく耐水性に優れている
・フィット感があり、グリップ力に優れている
・大きさや形に制約がなく、品質が均一に製造できる
合成皮革のデメリット
・本革に比べて寿命が短く、経年劣化する・素材の特性であるため、劣化症状を避けることができない
合皮が経年劣化すると皮が裂けた状態や革がポロポロと剥がれてくる状態になります。
少し裂けた状態で使用していると衣服を引っ掛けたり、体が当たった際に皮膚が切れて怪我する場合がありますので注意してくださいね!!
それでは、
ダイニングチェア ウレタン交換 合皮 張替え修理をしていきます(^_^)/
完成したAFTER画像もお楽しみに!(^^)!
●まずダイニングチェアから座面と背もたれを外し、皮を外します。
●張り替える皮に取外した皮のサイズをマーキング、裁断します。
●座面のウレタンを交換後、元の形に縫製(ミシン)をします。
●ダイニングチェアに取付けます
さぁ、どんな風に生まれ変わったでしょうか~(*^▽^*)
座面の皮が裂けたみたいに破れていましたが、綺麗になりました
ウレタン(クッション材)を交換したので座面の凹みもなく綺麗になりました
いかがでしょうか!!
座面と背もたれの合皮 張替え修理!
ダイニングチェアが綺麗に生まれ変わりました!(^^)!
末永くお使いいただけると嬉しいです(*^-^*)
椅子は紀元前3000年〜4000年ほどのころ、粘土で作ったものが使われていたと言い伝えられています。
木製の椅子はエジプト文明の頃、紀元前何十世紀という頃には使用されていました。
ツタンカーメンの椅子などでも知られている背もたれのある椅子は、当時権威を表すための道具として用いられたと考えられます。
11世紀から12世紀ごろのキリスト教を中心とした西ヨーロッパの建築、装飾の様式をロマネスクと言います。
この時代は、建築物であるピサの大聖堂に代表されるように、かまぼこ状のアーチを横に連続させたアーケード装飾が特徴の一つです。
アーケード装飾は、ローマ以降様々な様式で採用され、チェストや椅子などの家具にもこの装飾が多用されました。
12世紀後半に北フランスで起こり、13〜14世紀に最盛期となった西ヨーロッパの建築、装飾様式をゴシック様式といいます。
この時代はキリスト教会が圧倒的な支配力を持っていたため、教会建築はその権威を象徴するように高く建築され、厳しい彫刻を施した重厚な家具や室内装飾のものが多く使われていました。
ギルドと呼ばれる手工業者の同職組合の制度が定着し、技術が発達しました。
ゴシック様式の家具は西洋のクラシック家具の原型とも言われています。
また、彫刻装飾の施されたチェストやハイバックチェアなどの大型家具が製作されました。
装飾のモチーフとしては、アカンサス、唐草、渦巻きが用いられました。
パネルや窓の装飾として、麻布を折りたたんだようなリネンホールドやトレーサリーと呼ばれる幾何学模様の格子や火炎のように見えることから名付けられたフランボワイヤンが流行しました。
15〜16世紀には全ヨーロッパで栄えたのがルネサンスという芸術様式です。
「再生」という意味のルネッサンスは、ギリシャやローマの古典文化の再生を意味しています。
家具においても古典的な装飾を施して、シンメトリーが重視されました。
椅子は、ダンテが愛用したダンテスカ、高僧の名前に由来するサボナローラという折り畳み椅子、スガベルロという八角形の座面を持つ椅子、カッサパンカと呼ばれている長いすが代表的で知られています。
フランスでは、16世紀初期のフランソワ1世の時代にルネッサンス様式が導入されました。
椅子では、当時女性のファッションが大きく膨らんだスカートが流行したことを考慮した、カクトワールという台形の座面を持つ椅子が流行しました。
流行したことで、おしゃべり椅子とも呼ばれていました。この椅子から衣服の形態に家具を合わせるような動きもみられました。
イギリスでは、エリザベス様式、初期ジャコビアン様式として独特な広がりが見られます。
エリザベス様式の家具は、脚や柱の途中にあるかぶら型のひき物の特徴が椅子にも用いられました。
バロック(イタリア語で歪な真珠を意味する)様式は、17〜18世紀頃に絶対君主制のヨーロッパ各国で盛んになりました。
豪華さを競う芸術様式ともいわれ、それまでのルネッサンス様式の秩序ある厳格な規則性を離れ、有機的な流動性が強調されるデザインになりました。
フランスではルイ13世〜14世の時代にあたり、ルイ14世の時代のものはルイ14世様式とも呼ばれています。
ヴェルサイユ宮殿は、バロック様式の象徴ともいえる建築物となっています。
イギリスでは、ねじり脚やらっきょう形が見られる後期ジャコビアン様式、寄せ木や象嵌(ぞうがん)の技術を用いたウィリアム・アンド・マリー様式が良く見られました。
ウィリアム・アンド・マリー様式の家具は、フランスやオランダの影響を受けて脚先が曲線になっており、ウォールナット材が多く使用されました。
ロココ(フランス語で貝殻や石で装飾した築山を意味するロカイユが由来)は、18世紀前半の室内装飾にその特徴が現れるインテリアの様式となります。
貴族の享楽的生活傾向に基づいた、曲線的で優雅な造形が特徴となっています。
権力を示す目的だけではなく、貴族の生活の中で実際に使用されました。
ロココ様式では、ルネッサンス〜バロック様式に見られるシンメトリーの原則が細部で破られています。
また、淡いソフトな色が一般的に好まれていました。
コモード、コンソール、ビューロなどに特色が現れています。
ガブリオール・レッグ(猫脚)と呼ばれるS字カーブを描く脚が共通するのが特徴で、曲線的な構成、繊細な装飾、金色の仕上げが多用されてました。
フランスでは、ルイ15世様式とも言われています。
ガブリオール・レッグに軽快・繊細な曲線的構成で、寄木細工の装飾などが施され豪華な印象と受けます。
椅子に関しては、座面や背もたれにクッションを十分に使用しているのが特徴的なつくりとなっています。
イギリスのクイーン・アン様式の椅子は、同じくガブリオール・レッグが用いられた比較的シンプルなデザインが特徴的となっています。
背板に透かし彫りが施した椅子や安楽椅子のウィングチェアなどが知られています。
18世紀中期以降のヨーロッパは、ルネッサンス以来の古典的な造形が復活しました。
古代ローマ遺跡の発掘などの影響を受けた流れをネオクラシシズム(新古典主義)といいます。
ネオクラシシズムの造形はルネッサンス期と同じくシンメトリックで直線的で、ギリシャ・ローマ時代の装飾モチーフが多用されます。
家具にはコリント式オーダー、月桂樹などがモチーフに用いられてきました。
椅子やテーブルの脚は溝彫り(フルーティング)を施した丸い断面の細い直線脚、表面装飾は平坦で寄木細工が好まれていました。
フランスでは、ルイ16世式と呼ばれ、フェスツーンという植物を網状に編んだ飾りが用いられました。
また、ジャン・アンリ・リーズネルは、ルイ16世様式とも呼ばれる時代にマリー・アントワネットが愛用した家具を作り有名となった人物です。
18世紀後半のイギリスでは、ジョージアン様式として有名な家具作家を輩出しています。
建築家・インテリアデザイナーのアダム兄弟は、古典的なモチーフを使った洗練されたスタイルを生み出しました。
家具ではメダリオン(卵形)の背の椅子などが知られています。
ヘップルホワイト様式は、シールド(盾形)やハート形、四角形の先細りの脚の椅子が有名となっています。
日本の椅子の歴史
日本の椅子の歴史は古く、約1500年以上にわたる長い歴史があります。
椅子とは背もたれと肘掛けが付いているタイプを皆さんは想像するのではないでしょうか?
日本では、チェアタイプが普及したのは明治以降です。
それまでは、腰掛けのようなスツールタイプが使われていました。
日本は、仏教の影響を受けて、「床に座る」という文化が根付いていますが、日本で一番古い椅子(腰掛け)は弥生時代前期とも言われています。
弥生時代のものと思われるイスをかたどった埴輪、丸太をくり抜いた「イスらしきもの」が発掘されています。
「イスらしきもの」が日本では“最も古いイス”とされているそうです。
弥生時代の「イスらしきもの」の素材は、広葉樹のクヌギ。
装飾などはなく、シンプルなデザインでずっしりとした重たい椅子でした。
形状などから機織りをするときに女性や子どもが座っていたと考えられています。
椅子は権威の象徴
日本に現存する肘掛けタイプで一番古いのは、正倉院に所蔵されている「赤漆槻木胡床(せきしつつきのきこしょう)」です。
あぐらをかいて座れるくらいに座面が広く、直線的なデザインが特徴です。
ケヤキ材に赤い漆が塗られていて、脚先や座面の角には金銅製の金具が取り付けられてるデザインです。
これは天皇が儀式の際に座るためのもので、貴族たちは背もたれのないスツールタイプの椅子に座っていました。
このことから椅子は権威や身分の高さを示す道具だったといわれています。
庶民が座ることが出来たのは、家の縁側、木や竹などで作られた縁台、茶店などに見られる“背もたれのない長い腰掛け”などに限られていたといわれています。
江戸時代~明治時代
江戸時代になると、庶民の間でも椅子の需要が増えてきました。
しかし、座布団や座敷文化が根付いていたため、洋式の椅子ではなく和風の座椅子が一般的に使われていました。
鎖国が終わり欧米諸国との交流が始まったころから椅子にふれる機会が増え、明治時代になるころには学校で椅子が使われるようになりました。
少しずつですが、一般家庭にも普及していきました。
海外から持ち込まれた椅子をもとに、江戸時代末期には日本人の大工も椅子をつくり始めました。
日本の職人たちは、外国から入ってきた椅子を真似てつくり、和室でも使える椅子などを考案しました。
時を経て、戦後はアメリカ文化が流入し、住宅には洋間が作られるようになり椅子の生活が広まっていきました
ここまで椅子の歴史についてご紹介させていただきましたが、
私たちの身近には色々な革製品があります。
今後も革製品に関するものやブランドの歴史などをご紹介したいと思っております。
お手入れをすれば長く使えますので、革製品の張替え、傷補修や染め直し(リカラー)、
カラーチェンジなどがありましたらお気軽に革研究所堺店にお問合せください。
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