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2024/10/21

シャネル トリプルココマーク ショルダーバッグ カラーチェンジ施工

みなさんこんにちは、革研究所 堺店です。

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回はシャネル トリプルココマーク ショルダーバッグ

カラーチェンジ施工をご紹介いたします。

 

目次

①施工前の画像とご説明

②施工後の画像とご説明

③今回のカラーチェンジ施工の工程

④施工ご依頼・お問合せ方法・アクセス方法

⑤世界の革文化、革の材料・種類についてご紹介

 

①施工前の画像とご説明

写真をご覧の通り、全体的に色褪せやシミ、パイピング部の擦れ傷があります。

シミを放置すると革が硬くなる、色むらができる、革が変形する、

カビが生えるなどのことが起こります。

また、パイピング部の擦れ傷をメンテナンスをせずに使用していると

パイピング部の擦り傷が進み、革が破れてパイピングの中にある芯が見えたり、

出てきたりする場合もあります。

今回は、全体的にクリーニング、擦れ傷を補修とカラーチェンジ施工をします。

 

 

②施工後の画像とご説明

いかがでしょうか!!

パイピング部の擦れ傷を補修を行い、ブラックに

カラーチェンジをし、綺麗になりました。

捕手をする事で綺麗な状態になり劣化を食い止めること

できるので補修の状態で使うよりも長く使うことができます。

 

 

③今回のカラーチェンジ施工の工程

1,全体クリーニング

長年の使用によって蓄積された手あかなどの油汚れを取り除く。

2,非塗装部分の養生(マスキング)

ファスナーや金具など塗装しない部分の養生

3,擦り傷や荒れた革表面を平滑にする

スポンジ研磨材を使用し、バッグ全体を研磨、削りカス除去

4,補修材の擦り込み

パイピング部分は研磨と確認を繰り返し平滑にする

スポンジ研磨材で凸凹を整える

5,革の表面を平滑に仕上げる補修材を塗布

バッグ全体に補修材を塗布し、平滑にする

6,乾燥

7,塗料を調色

カラーチェンジする色を数種類の塗料からグラム単位で調色

8,調色した塗料+色止めコーティングを塗布

スプレーガンで調色した塗料と色止めコーティングをバッグに塗布

9,乾燥

塗装した部分に当たらないように気を付けて乾燥

10,オイル仕上げ

バッグ全体にオイル塗り仕上げます

 

④施工ご依頼・お問合せ方法・アクセス方法

革研究所  堺店

住所:〒593-8302 大阪府堺市西区北条町2-23-16 革研究所 堺店

電話番号: 072-200-3500

E-mail:  support@sakai-kawaken.com

URL:  https://sakai-kawaken.com

LINE : 時間:10:00~18:00

定休日:日曜日、祝日に加え

土曜日・月曜日は不定休でお休みさせていただきます。

 

出張可能エリア

堺市全域、堺市近隣エリア、大阪府南部(泉佐野市、河内長野市他)

 

公共交通機関でのご来店

  JR阪和線 上野芝駅より徒歩17分

 

お車でのご来店

阪神高速湾岸線 出島出口より約15分

阪和道 堺インターより約15分

※納品等で外出している可能性がございますので、

ご来店する際は、事前におおよその日時のご連絡をお願いいたします。

 

 

⑤世界の革文化、革の材料・種類

世界の革文化

欧米

イタリア

革文化が深く根付いており、金唐革といわれる壁装飾用の革が作られて、

インテリアにも皮が用いられてきました。

 

イギリス

イギリスの革の歴史は、乗馬が始まりと言われています。馬具を作るために

蝋を繊維にしみこませ、耐久性の高いブライダルレザーが誕生しまた。

世界的に有名な紳士靴な紳士靴ブランドも数多く存在しています。

 

フランス

染色後に顔料を塗るフランスの独自の製法により、発色が良いことが特徴です。

世界的に有名なファッションブランドが多いため、エレガントな革が好まれる

傾向にあり、上質な革が各地から集まります。

 

アフリカ

アフリカは、ワニ、ダチョウ、象、ヘビ、トカゲなど、数多くのエキゾチックレザー(家畜以外の動物全般の総称)の革の産地となっています。サイズが大きい動物が多いことが特徴です。

 

北米

食用として牛肉を大量に消費するため、牛革の鞣し技術も必然的に発達しました。

また、ネイティブアメリカンの美しい工芸品も重要な革文化として残っています。

 

中南米

多種多様な生物が生息する中南米は、ワニやヘビ、トカゲの皮の産地として

知られています。

また、山羊などの家畜からも毛皮や革製品を作る文化が根付いています。

 

アジア

日本

古くは鹿革が中心で、武具や馬具のほか、衣類や寝具などの日用品としても

幅広く愛用されてきました。

江戸時代頃から牛や馬の革も用いられるようになり、明治時代から豚革が

使われるようになりました。

同じ日本の中でも、気候や文化、歴史的背景によって革文化の特徴は

異なっています。

 

東アジア

羊皮と豚皮の薄物革の生産量は、ともに世界第一位といわれています。

2002年には中国でも本革エコマーク基準が制定され、環境に配慮した

取り組みも始まっています。

 

東南アジア

ワニの養殖が大規模に行われている東南アジアでは、食用としてだけ

ではなく、ワニ革も革製品に活用されています。中でもイリエワニは

模様の美しさに定評があり、ワニ革の中で最上級品とされています。

 

南アジア

インドやパキスタン、バングラデシュは鞣し産業の集積地で、

特に熱帯気候ゆえの薄い革が作られているのが特徴です。

 

オセアニア

サメ、ダチョウなどの高級皮革の産地として知られています。

また、オーストラリアでしか生産されていないカンガルー革は、

丈夫さとしなやかさを兼ね備え、また非常に軽いため、

スポーツシューズ等によく用いられています。

 

 

革の材料、種類

哺乳類

 

牛革は一般的な革であり革靴に死闘される革といては最大数量です。

成牛の背中から脇までの皮を使用します。

 

牛革の種類

・ハラコ

胎児から生後間もない子牛の革。出産前に死んだ雌牛の腹にいた

仔牛(腹子)から採れることが多い。ほとんど市場に出回らない。

 

・ベビーカーフ

植物タンニンなめしで加工された、胎児 - 生後3か月までの仔牛の革。

 

カーフ

生後約6か月までの仔牛からできる革。仔牛なので傷が少なく、

しなやかで、高級品である。

 

キップ

生後6か月 ~ 2年程度までの牛からできる革。ヨーロッパ原皮には

キップという言葉はない。

 

ステアハイド

生後2年以上経過した去勢された雄牛からできる、最も一般的な革。

 

カウハイド

出産経験があり、生後2年程度経過している雌牛からできる革。

一般的にステアハイドより薄く、柔らかい。

 

ブル

去勢されずに育ち、生後3年以上経過した雄牛からできる革。分厚く、強度がある。

 

 

豚皮は、非常にやわらかい革を作ることも半透明にもできる。

表皮の下には脂肪層があるので、牛革のように厚い革にはできないのが特徴。

摩耗に強いので、ランドセルや靴の内革などに使用される。

 

 

臀部以外の比較的柔らかい部分は靴の内革に多く使用される。

 

コードバン

本来は、スペインのコルドバ産の山羊皮である。

それに似せた馬の臀部の分厚い皮も、コードバンと呼ばれ、

高級ランドセルのかぶせ部分や名刺入れ等に使用されている。

 

ポニー

小型の馬の革。同じ面積の牛革と比較すると約半分の重量しかなく、

柔らかく、軽い。

流産や早産した仔馬の革は一般的にポニーと呼ばれる。

小型のポニー種の革も同様にポニーと呼ばれる。稀少な牛革の「ハラコ」

の代替品としても利用される。

 

ホースフロント

首の部分に当たる革。キメ細かいが、摩擦抵抗が弱い。

 

 

シープスキン

柔らかいのが特徴。脂肪の穴が多いので、なめしても革に空隙(くうげき)が

多く残り、断熱効果が高いので、防寒着にも多く使用される。

 

ムートン

羊の毛がそのまま残っている毛皮。第二次世界大戦時、フライトジャケット

の極寒冷地用に使用され、防寒性が非常に高い

 

 

山羊

ゴートレザー

羊皮より充実した繊維組織を持ち、強くやや硬い。銀面は特有の凹凸をもち耐摩耗性に優れている。ヤンピーとも呼ばれ古典的なカメラの蛇腹に用いられる。

 

 

カンガルー

近年特に使用が増えた皮革である。

軽くて丈夫なのが特徴で、サッカー選手や陸上選手のスパイクシューズや

オートバイ用ライダースーツ(革ツナギ)などにも使用される。

世界的に肉牛の需要が減少し、副産物としての牛革が減少するに伴い、

徐々に採用された。基本部位は肉牛と同じく背中から脇を使用する。

外見上は牛革と大差なく、見分けはつきにくい。

 

ラクダ

砂漠地帯の昼夜の激しい温度差により、ラクダの革は一般的に厚く頑丈になる。但し1頭から取れる皮のうち皮革素材として使用できる面積は少ないと言われる。生皮を透明に加工したラクダのランプが有名。

 

シカ

繊維は細いが、からみ合いが粗く、非常に柔らかい革である。鹿革では、

印伝が有名で、特殊ななめしをしたうえに、漆で模様をつけたものである。

 

トナカイ

ダイヤ柄の型押し模様が施された高級皮革のロシアンカーフ (Russian calf) が有名。

 

アザラシ

厚みがあり丈夫。革の表面の特徴は頭部から尾部に向け、

独特の波状の畝(ウネ)模様がある。腸は薄く柔軟で防水性が高いため、

 

水牛

バッファローという商品名で流通している革で独特のしぼ感と柔らかさがある。水にいる生物なので革も水に強い特徴がある。

 

ニホンカモシカ

毛皮。現在は保護動物のため採取は禁止されている。

 

ビーバー

毛皮。赤い色が特徴。現在は保護動物のため採取は禁止されている。

 

ラッコ

毛皮。現在は保護動物のため採取は禁止されている。

 

ゾウ

傷に強く頑丈な革である。ワシントン条約で輸入が規制されている。

 

クマ

毛皮。かつて革としても使われていた。

 

 

爬虫類

ワニ

数ある皮革の中でも最高級とされる。クロコダイル種とアリゲーター種がある。

最上級のクロコダイル(東南アジア産のイリエワニ)や、

アリゲーター、カイマン等が有名。鱗の模様によって玉符(柔らかめ)と

竹符(硬め)がある。

 

ヘビ

美しい鱗が特徴だが、あまり丈夫ではない。ニシキヘビが有名。パイソン。

 

トカゲ

丸斑模様のリング縞斑のオーバルなど様々なものがあり、ジャワのリザードが有名。また、リングマークトカゲが最も高級。

 

 

鳥類

ダチョウ

牛革より4倍ほど丈夫で特に一般に流通している革の中で最も摩擦に強い革であり長持ちするとされている。羽毛を抜いた跡のクイルマーク(表面のボツボツした多数の突起)が特徴。ワニ革についで高価な素材。オーストリッチ。

 

エミュー

オーストリッチに似ているが突起が小さいのが特徴。

 

 

革を使われている製品を紹介

鞄(カバン)、財布、革靴、ベルト、革ソファー、椅子の表張り、スーツケース、

コート、パンツ(ズボン)、手袋、ランドセル、野球のグローブ・ボール、

バスケットボール、馬具、太鼓、三味線、ライディングウェア、

消防士の防火服、溶接作業服、第二次世界大戦中のフライトジャケットなど、

耐摩耗性、耐火性、引っ張り強さなどの耐久性も求めらあれるのものに

多く使われています。

 

車のシートやダッシュボードには一般的に人工皮革が使われていますが、

高価なスポーツカーや高級車に、シートやダッシュボードなどの内装材が

装皮革製のものが時折見られます。

 

ここまで世界の革文化と革の種類について紹介させていただきましたが、

私たちの身近には色々な革製品があります。

今後も革についての歴史などをご紹介したいと思っております。

 

お手入れをすれば長く使えますので、革製品での補修や染め直し(リカラー)、

カラーチェンジなどがありましたらぜひ革研究所堺店にご連絡ください。

 

革修理対応製品

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革鞄・バック

革鞄・バック

革の鞄(カバン)のスレやキズの補修、変色、革の色を変える(カラーチェンジ)までお任せください。VUITTON(ヴィトン)GUCCI(グッチ)等の革ブランド品も修理可能です。

財布・小物

財布・小物

革財布(サイフ)、小銭入れ、キーケース等の小物全般の革のキズ、スレをキレイに修理いたします。CHANEL(シャネル)GUCCI(グッチ)等のブランド革小物の修理ももちろんOKです。

革靴・ブーツ

革靴・ブーツ

男性物の革靴、女性物のブーツ等靴の革修理(スレ・キズの補修)も可能です。思い出の有る革靴等の修理はお任せください。もちろん革靴の修理に関してもブランド靴の修理可能です。

革衣類

革衣類

革ジャン、革コート・革のジャケット等革衣類の修理、補修もお任せください。部分的なスレ・キズの補修から、革全体の色を変える(カラーチェンジ)まで幅広く対応いたします。

ソファー・椅子

ソファー・椅子

革ソファー・革の椅子の修理実績も多数ございます。痛み具合によっては革の張替えも可能です。カッシーナ(CASSNA)等のブランドソファー修理もお気軽にご相談ください。

自動車内装

自動車内装

自動車の革ハンドル・革シートの修理(リペア)も可能です。ベンツ・BMWなどの高級外車から、国産の自動車まで数多くの修理実績がございますのでお気軽にお問合せください。

店舗情報

革研究所 堺店

代表者 藤林 薫
所在地 〒593-8302 大阪府堺市西区北条町2-23-16
TEL 072-200-3500

対応エリア
大阪府 堺市全域・堺市近隣エリア

当店の革修理は革の事を知り尽くした熟練職人が一点一点丁寧に修理・補修いたします。思い出の有る大切な革製品を安心してお任せください。また、ブランド品(VUITTON・CHANEL・GUCCI等)の革修理経験も豊富です。革のキズやスレの補修はお任せください。革修理の御見積やお問合せはもちろん無料です。

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