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2025/05/21

ソファ修理 ソファ Sバネ交換 ウェービングベルト交換 レタン交換修理

ソファ修理、イス修理の革研究所堺店、藤林です。

今日は和泉市在住  S様よりご依頼いただいた
★ソファ  Sバネ交換 ウェービングベルト交換  ウレタン交換修理
をご紹介します!

 

 

目次

①BEFORE(修理施工前)

②Sバネ交換 ウレタン交換修理の工程

③AFTER(修理施工後)

④ソファ 内部構造のご紹介

⑤施工ご依頼・お問合せ方法・アクセス方法

 

 

①BEFORE(修理施工前) 

座面の真ん中が凹んでいます!

 

ソファの裏の不織布が破れています

バネの留め具が壊れています。また、クッション材も割れています

 

座面の凹みの原因ですが、長年使用しているとクッションが経年劣化でクッション性が劣ってきたり、バネが壊れたり、ベルトの伸縮性がなくなる事で凹みができます。

ご依頼のソファは比較的新しいのでお客様からお子様がソファの上で飛び跳ねて遊んでいたとお聞きしました。
お子様がトランポリンみたに遊ぶことがありますが、座る時の負荷ではなく飛び跳ねて遊んでいたことで座る時よりも強い負荷が掛かり、クッション材の割れとバネの留め具が壊れたと考えられます(>_<)

 

ソファの生地もファブリック(布)なので生地は傷んでいませんが、革の場合は、生地が伸びたり、革が部分的に擦れた傷ができますので注意してくださいね!!

 

今回の修理内容はクッション材の交換&Sバネの交換&ベルト(ウェービングベルト)の交換修理をしています(^_^)/

 

 

それでは、

ソファ  Sバネ交換 ウェービングベルト交換  ウレタン交換修理をしていきます(^_^)/

完成したAFTER画像もお楽しみに!(^^)!

 

 

②Sバネ交換 ウレタン交換修理の工程

●まず初めにファブリックカバーの取り外し

●クッション材、Sバネ、Sバネの留め具、ウェービングベルトを取り外します

●Sバネの留め具の固定&Sバネ、ウェービングベルトを取付け

●新しいクッション材を取付け

●ファブリックカバーを取付け

③AFTER(修理施工後)

クッション材とバネを交換したので、座面の凹みがなくなりました

 

いかがでしょうか!!

ソファ  Sバネ交換 ウェービングベルト交換  ウレタン交換!
座面の凹みがなくなりクッション性が戻りました!(^^)!

 

これからソファでくつろいでいただき、末永く使っていただけると嬉しいです。

 

 

以上、

ソファ  Sバネ交換 ウェービングベルト交換  ウレタン交換修理!
でした!(^^)!

ソファの生地張替え、補修、リペア、染め直し、カラーチェンジはぜひ!革研究所堺店にお任せください。

 

お気軽にお問合せくださいね~!!

 

 

④ソファ 内部構造のご紹介

ソファの座り心地、耐久性はソファ内部のウレタンの良し悪しで決まると思っていませんか?
密度の高いウレタン(クッション材)を使用したソファを選ぶべきといった話を聞いたことがないでしょうか?

確かにウレタンの柔らかい、硬いで座り心地や耐久性は大きく決まりますが、ウレタン(クッション材)のみで座り心地や耐久性が決まるわけではないことをご存じですか?

ソファの内部構造によっても座り心地や耐久性が変わりますので内部構造をご紹介していきたいと思います。

 

ソファの座面や背もたれのクッション部に使用される素材は、ウレタン、フェザー、綿(シリコンフィル含む)の3つが主に使われています。

ウレタンには「ピュアウレタン」と「チップウレタン」の2種類、ピュアウレタンは不純物の入っていない純粋なウレタン、チップウレタンはウレタンの端材を集めて接着したものという違いがあります。

 

ピュアウレタン
ピュアウレタンとは、発泡していないウレタン樹脂の一種です。
ピュアウレタンは、使用するソファの形状に合わせて成形できるなど、使用用途が豊富で耐久性が高いのがピュアウレタンの特徴となっています。
ピュアウレタンは、高級ソファによく使われている素材です。

チップウレタン
チップウレタンは、ウレタンフォームの端材を粉砕して接着剤で混ぜて、型に入れて蒸気で押し固めて作られたクッション材です。
圧縮されているため、通常のウレタンに比べてヘタリにくく硬めが特徴となっています。
チップウレタンを使用しているソファは、価格を求めやすくなりますが、チップウレタンの構造上、経年による劣化、割れや崩れの可能性もあります。

例えば「子どもが大きくなるまで」といった短いスパンの使用を想定しておくことも想定が必要かと思われます。

 

フェザー

フェザーは皆さんご存じの羽毛ですが、フェザーでも「スモールフェザー」「ラージフェザー」という違いがあることをご存知ですか?

スモールフェザーは、フェザーの中でもサイズの小さいもの(6.5cm以下)をスモールフェザーと呼びます。
スモールフェザーは羽根の芯となる部分が細いので、しなやかで柔らかく芯が折れにくいため、繊細な柔らかさと高い復元力を併せ持ち、耐久性が高いのが特長となっています。

 

ラージフェザーは、翼の部分に生えている羽軸を持った大きな羽根のことをラージフェザーと呼びます。
ラージフェザーは座面の革を突き破ってしまう可能性もあるため、そう多くは使用されていません。

 

綿素材
綿素材は、アオイ科ワタ属の植物であるワタの種子毛(しゅしもう)から作られる天然繊維やその繊維から作られた糸や布のことを指しています。また、コットンとも呼ばれています。

綿素材をシリコンフィルと言う素材を採用していることが多く、端的に言えば劣化が起こりにくい綿材です。
通常の綿と比較しても圧倒的に型崩れやヘタリが出ることが無く、安価なためここ数年で採用しているメーカーが多くなりました。

 

シリコンフィル
シリコンフィルとは、ポリエステル繊維にシリコン加工を施した化学繊維で、シリコンフィル綿とも呼ばれています。
羽毛のような柔らかさと弾力性があり、耐久性や復元力に優れているため、クッション材としてソファや寝装具などに多く使用されている素材です。

 

 

ソファの内部構造は、クッション性を持たせて作られているものがほとんどですが、ソファには、ウレタン以外にもクッション性のものが使われています。

 

ソファ本体の座面部分に使用されているスプリングには、コイルスプリング、ポケットコイル、Sバネ、ウェービングテープ/ウェビングベルト(布バネ)、ポケットコイルの4種類があります。

 

コイルスプリング
コイルスプリングは、弾力性にとんだ螺旋状のスプリングをフレームの上に並べて、それぞれを鉄線で連結させたものです。
点ではなく、面でしっかりと身体を受け止めるので、底づき感を感じさせないクッション性が得られます。
コイルが鉄線で連結されている為、どこに座っても同じ座り心地になることが特徴です。
コイルが連結されることによって、バネへの負担が一点に集中することがなく、全体に分散されます。その為、木枠への局所負担も軽減されて、バネ自体も耐久性が高いと言われています。
クッション性を出す為に、一定のコイルの長さが必要となる為、
ボリュームのある座面のデザインになりやすいです。

 

 

Sバネ
鋼線をS字に(波上)に加工したコイルの名称となります。
Sバネは多くのソファで使われている構造になっています。
バネの構造上反発力を出しにくく、ポケットコイルやコイルスプリングに比べると弾力性はやや劣るものがありますが、メーカーによっては、座面をへたりにくくするために真っ直ぐにバネを製造するのではなく、山なりに膨らんだ山型に張っているSバネもあります。
山型にすることで弾力性も変わり、座面中央は弾力性が強くなります。
逆に端の方は中央と比べ硬く感じることがあります。

コイルの特性上厚みが少ないため、座面の薄いソファなどに良く用いられています。
また、座面を薄くでき軽量化しやすい構造なので、デザインの幅が大きく広がるため、多くのソファに使われています。

 

 

ウェービングテープ/ウェビングベルト(布バネ)
ウェービングテープ/ウェビングベルトは、金属ではなく布製のクッション材です。糸に巻いた細いゴムを編んだもので、交互に貼り付けることでテープ、ベルトがスプリングの役割を果たします。

コイルスプリングやSバネと異なり金属を使用しないため、軽い・音がしない・かさばらない・安価であるなどの利点があります。
ただ、ウェービングテープ/ウェビングベルトといっても、素材も様々あります。
素材によっては、耐久性も他のスプリングより強く、高級ソファに使われるようなものもあります。
一概にウェービングテープ/ウェビングベルトは質が悪いという訳ではないのです。

 

 

ポケットコイル
ポケットコイルは、コイルスプリングがひとつひとつ袋に入っていて、荷重が加わると、そのひとつひとつのスプリングが独立して荷重を支える構造になっています。

比較的ウェービングテープ/ウェビングベルトやSバネよりも柔らかな弾力性を得ることが出来ます。
最近ではベットマットレスなどにも多く使われるコイルとなっています。コイルが独立しているので、人の体形や座り方に合わせて「面」で支えるのではなく、「点」で支えているので、弾力性が良く体にフィットした座り心地を実感できる構造となっています。

 

他にも種類はありますが、今回は主に使われる4種類に絞ってご紹介しました。

 

 

どのスプリングを選ぶべきか迷いますが、シチュエーションに合わせて選ぶべきスプリングをご紹介します。

 

ビングダイニングの場合
リビングダイニングで食事をしたり、ゆったりとくつろぐことを考えると、長時間座っていてもお尻が痛くならない、座っていても辛くならない座り心地が求められます。

やわらかすぎると沈み込んでしまい姿勢が悪くなるので、食事には不向きとなります。
座り心地は固すぎず、やわらかすぎず、バランスの取れたSバネとウェービングテープ/ウェービングベルトがおススメとなります。

 

 

座り心地で選ぶ場合

座り心地は人それぞれの好みも様々と思います。
ふんわり感のあるやわらかな座り心地のソファと硬めでしっかりとした座り心地のソファにおススメのスプリングを紹介していきます。

 

ふんわりが好み
ふんわりとしたやさしい座り心地がお好みの方におススメのスプリングは、ポケットコイルのスプリングがおススメです。

 

硬めが好み
硬めの座り心地が好みの方におススメのスプリングはSバネです。
素材に高密度ウレタンなどが組み合わせてあると、よりしっかりとした座り心地が得られます。

 

ペットやお子様がいる場合
ペットは爪で引っ掻いたりする傷や汚れ、お子様は飛び跳ねたりと、色々と気になることも多いと思います。

スプリングとしては、やわらかすぎる座面は身体に負担がかかったり、飛び跳ねたときに危ないので、どちらにとっても避けた方が良いと思われます。

ポケットコイルとウレタンの組み合わせや高さのないロータイプのソファで適度な硬さを得られる座面がおススメとなります。

 

ここまで世界のソファの内部構造についてご紹介させていただきました。
私たちの身近には色々な家具や革製品があります。
今後も革製品の事やブランドについての歴史などをご紹介したいと思っております。

 

お手入れをすれば長く使えますので、ソファ修理、張替え修理、革製品の傷補修や染め直し(リカラー)、カラーチェンジなどがありましたらお気軽に革研究所堺店にお問合せくださいね(^_^)/

 

 

⑤施工ご依頼・お問合せ方法・アクセス方法

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