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革修理ブログ
2025/07/29
靴修理 ビジネスシューズ スレ傷補修 染め直し 風合い施工 修理
こんにちは✨靴修理、アパレル修理の革研究所堺店、藤林です。
今日は堺市在住 H様よりご依頼いただいた
★ビジネスシューズ スレ傷補修 染め直し 風合い施工修理★
をご紹介します!
目次
全体的に色落ちしていますね!
写真では分かりにくいですが、踵の一部にひび割れている部分があります
ビジネスシューズの側面にスレ傷があります
ビジネスシューズの内側にスレ傷が多数あります
踵にも多数の細かいスレ傷があります
ご依頼のビジネスシューズですが、以前に別の所で染め直し修理をされたそうですが、使用しているうちにスレ傷でビジネスシューズの色が色落ちています。
ビジネスシューズはいくら気をつけていても知らぬまにスレ傷ができていることがありますよね(>_<)
スレ傷に気づかないまま使用していて気付いたときには多数のスレ傷ができている事もあるかと思います。
スレ傷をそのままにしていると劣化が進み、革が擦り切れ革が捲れたり、革がひび割れたりすることがあります。
革の捲れている範囲が広い場合、リペア補修では修理ができない事もありますので、スレ傷に気づいた時は、お早めに修理をすることをおススメします。
また、定期的にメンテナンス(クリーニング+保湿ケア)をしてあげるとより長くお使いいただく事ができます(^_^)/
それでは、
ビジネスシューズ スレ傷補修 染め直し 風合い施工修理をしていきます(^_^)/
完成したAFTER画像もお楽しみに!(^^)!
●まずはクリーニング
以前に染め直しした塗料を除去するため、布に洗浄用溶剤を付けて、ビジネスシューズ全体をやさしく丁寧に拭いて塗料を落とします。
●ひび割れ・スレ傷補修
数種類ある補修剤の中から傷の程度や傷の深さによって補修剤を選定し、ひび割れとスレ傷を補修します。補修剤の塗布・表面の磨きを繰り返して、ひび割れとスレ傷をなめらかに整えます。
●染め直しです!
元のお色のブラウンをつくり、明るさなど、トーンを微調整して整えます(^_^)/ 調色したお色にツヤ感を調整し、スプレーガンでビジネスシューズにムラなく均一に塗布していきます。
●いよいよ風合い施工!!
ダークブランをつくり、明るさなど、トーンを微調整して整えます(^_^)/ 調色したお色にツヤ感を調整し、元の状態のお写真をいただいているので、お写真と同じ様ににスプレーガンでビジネスシューズに塗布し、風合い施工をしていきます。
●色止めコーティング
ツヤ感を調整した色止めコーティングをビジネスシューズ全体にスプレーガンでムラなく均一に塗布し、全体のツヤを整えていきます。
●乾燥&仕上げ
しっかり乾燥したあと、最後の仕上げに、ビジネスシューズ全体に保湿のオイルを塗って、完成です!(^^)!
さて、どんな風に生まれ変わったでしょうか~(*^▽^*)
全体的に色落ちしていましたが、キレイになりました
踵の一部にひび割れている部分がありましたが、キレイになりました
側面にスレ傷がありましたが、キレイになりました
内側にスレ傷が多数ありましたが、キレイになりました
踵のスレ傷がなくなりキレイになりました
スレ傷補修&染め直し&風合い施工、いかがでしょうか!!
ビジネスシューズが綺麗に生まれ変わりましたー!(^^)!
お渡しさせていただいた時に「すごく綺麗になっている」と喜んでいただきました(^_^)/
定期的にクリーニング、保湿ケアをしていただき、ビジネスシューズを末永くお使いいただけると嬉しいです(^_^)/
以上、
ビジネスシューズ スレ傷補修 染め直し 風合い施工修理!
でした!(^^)!
ビジネスシューズ、パンプスやブーツの補修、リペア、染め直し、カラーチェンジはぜひ!革研究所堺店にお任せください。
ソファ、バッグ、財布などの補修、リペア、染め直し、カラーチェンジやソファのクッション交換、革の張替えなどもお気軽にお問合せくださいね~!!
15世紀ごろに皆さんが知っている革靴が誕生しました。
革靴の起源は、紀元前3500年頃の先史時代にまで遡ります。
考古学などの発掘により、古代エジプトやメソポタミア、ギリシャなどの文明で革靴が使用されていた証拠は発見されました。
古代エジプト
エジプトでは、サンダルが一般的な履物でした。
革やパピルスで作られたもので、王族や神官のためには特別な装飾が施されたサンダルが作られたそうです。
※パピルス:ナイル川河口のデルタ地帯のエジプトを象徴する植物です。
古代ギリシャ、ローマ
古代ギリシャでは、サンダルが一般的でしたが、ローマにおいては、より複雑なデザインの靴が登場しました。
ローマ人は「カルセウス」と呼ばれるブーツを使用し、戦闘用の「カリガエ」と呼ばれる革靴もありました。
中世ヨーロッパの革靴
中世になると、革靴はデザインや機能が発展し、西ヨーロッパで広く使用されるようになりました。
中世ヨーロッパでは、靴のデザインが多様化になりました。
貴族や富裕層向けの靴は豪華な装飾が施され、長く尖ったつま先(ポイントトゥ)や、派手な色彩が使われ、社会的地位を示す象徴となりました。
中世ヨーロッパ時代に木材や厚手の革が使われ、靴底の補強が行われるようになりました。
また、ブーツスタイルも普及し、特に馬に乗る騎士のために防護性の高いブーツが開発されました。
ルネサンス期
ルネサンス期(14〜17世紀)には、ファッションに大きな変化があり、革靴のデザインも劇的に変わりました。
16世紀のフランスにおいて、男性用と女性用の革靴にヒールが誕生しました。
ヒールは騎士が馬に乗る際の利便性を高めるために使用されました。
また、富裕層の間で装飾的な要素としても採用されました。
貴族階級では、シルク、ビロード、金の糸などの豪華な素材が革靴に使用されるようになりました。
特にルイ14世の時代には、華やかな靴が流行しました。
18世紀後半から19世紀にかけての産業革命により、革靴の生産方法が大きく変わります。
産業革命により、手作業で行われていた靴作りが機械化され、大量生産されるようになりました。
これにより、革靴が手に届く価格となり、一般市民にも普及が進みました。
1869年、チャールズ・グッドイヤー・ジュニアがグッドイヤーウェルト製法を発明しました。
この製法は、靴の底を頑丈に縫い付ける技術で、耐久性が高く修理もしやすいため、高級革靴の製造に今でも広く用いられています。
20世紀に入ると、革靴のデザインや用途が多様化し、さまざまなライフスタイルに対応する革靴が登場しました。
1920年代には、アスリートのためのスポーツシューズが革で作られるようになり、機能性を重視したデザインが求められるようになりました。
これが、現在のスニーカーの原型となっています。
20世紀半ば以降、フォーマルな場面で履くドレスシューズと、日常的に履くカジュアルシューズのデザインが大きく二分化されました。
ウィングチップやローファー、オックスフォードなどのスタイルが定番化しました。
現代では、革靴の製造には伝統的な手法と新しい技術が融合しています。
カスタムメイドと高級ブランド
一部の高級革靴ブランドでは、職人による手作りやカスタムメイドの靴が人気となています。
手作りやカスタムメイドをする事により、個人の足に完璧にフィットする靴を作ることが可能になりました。
エコフレンドリーな素材の使用
近年では、持続可能な革の製造や、代替素材(ヴィーガンレザー)の使用が注目されています。
伝統的な革製造の環境負荷を減らす取り組みが進められています。
テクノロジーの導入
足の形状をスキャンして、3Dプリント技術を使って靴を製造するなどの最新の技術が革靴の製造にも取り入れられています。
これにより、カスタムフィットがより手軽になりつつあります。
製法のご紹介
グッド・イヤー製法
堅牢な作りあるため、重く硬い仕上がりとなります。
グッド・イヤー製法の長所
水が浸入しにくく、コルクの沈みにより、履いている人の足型に馴染んでいきます。
最初のうちは長時間の歩行に疲れますが、足型に馴染むと長時間の歩行も楽になります。
グッド・イヤー製法の短所
コルクは高く、コストパフォーマンスがとても悪いです。
そして重みのある靴となっています。
ビジネスシューズやワークブーツに用いられる事が多くなっています。
マッケイ製法
甲革とソールを直接縫いつけています。
マッケイ製法は、柔らかく、軽量で安価に仕上げられています。
マッケイ製法の長所
コストが安くとても軽量に作られています。
薄い革で仕上げられている為、靴底の返りが良くなり、通気せいが良いのもマッケイ製法の特徴です。
マッケイ製法の短所
クッション性が乏しいのが難点となり、長時間の歩行は歩き疲れが生じてしまいます。
甲革とソールが直接縫い付けられている為、水が浸入しやすく、柔らかい分、丈夫さに乏しいのが特徴です。
また、雨の日には要注意な革靴となります。
セメント製法
革と靴底の縫い付けはせず強力な糊で接着する技術です。
革靴だけではなく、靴全般に使用されています。
セメント製法の長所
コストが非常に安く、水が浸透しにくいです。
セメント製法の短所
蒸れやすく、修理が困難な為使い捨てになりやすいです。
革靴に使用されている素材のご紹介
「天然皮革と人口皮革」の違い、「革」と「皮」の違いはご存じでしょうか?
皮と革の違いですが、皮は動物の体からはいだ状態をさします。
それをなめし加工した物を革と呼びます。
皮はスキン、ハイド。
革はレザーと区別されています。
本革(天然皮革)
革の種類はたくさんありますが、革靴に使われる革を簡単にご紹介します。
カウレザー(牛革)
昔から最も多く使用されているのが牛革です。
牛革と言っても、年齢、性別によって、品質が全く異なります。
馬革
お尻部分は、繊維が緻密で光沢感もあり、コードバンと呼ばれています。
ピッグスキン(豚革)
裏革(革靴の内側)として良く使われる他、ベロアの甲革としても使用されています。
羊革
キメが細かくソフトな素材の革です。
子羊の革をラムスキンと呼ばれています。
山羊革
やや硬めな革になります。
子山羊の革は薄くキメが細かく、キッドと呼ばれています。
合皮(人工皮革)
合成皮革、合皮などという言葉で聞いたことがあるかと思います。
これはつまり革風に仕上げたということです。
価格がリーズナブルであり、雨や傷に滅法強いのがこちらの合皮。
クリームやオイルなどを塗布しても革ではないので、浸透しないので、意味はありません。
ただ、革と違って馴染むということもなく、通気性もよくありません。
また、長く使っていくと、経年劣化でひび割れが起こったり、合皮がポロポロと剥がれてきます。
長く愛用していくという素材には適していません。
ここまで革靴の歴史についてご紹介させていただきました。
私たちの身近には色々な革製品があります。
今後も革やブランドなどについての歴史などをご紹介したいと思っております。
お手入れをすれば長く使えますので、革製品での補修や染め直し(リカラー)、カラーチェンジなどがありましたらお気軽に革研究所堺店にお問合せください。
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