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2025/07/25

ソファ修理 モリシゲ 3人掛け ソファ スレ傷補修 染め直し修理

こんにちは。ソファ修理、イス修理の革研究所堺店、藤林です。

 

 

今日は岸和田市在住  T様よりご依頼いただいた
★モリシゲ 3人掛け ソファ スレ傷補修   染め直し修理
をご紹介します。

 

 

目次

①BEFORE(修理施工前)

②染め直し修理の工程

③AFTER(修理施工後)

④モリシゲ 歴史のご紹介

⑤施工ご依頼・お問合せ方法・アクセス方法

 

 

 

①BEFORE(修理施工前)

全体的に色褪せと座面にスレ傷があります

座面にスレ傷があります

 

 ソファに座る際には、少しずつシワができていくことが多いですが、そのシワが擦れてすれ傷になっています

 

座面と同じで肘置きに肘を置いたときに、少しずつシワができていくことが多いですが、そのシワが擦れてスレ傷になっています

ご依頼のモリシゲ 3人掛けソファですが、全体的に色褪せと座面、肘置きにスレ傷が見らえれますが、革が破れや革の捲れ、縫い目のほつれがないのでスレ傷補修と染め直し修理で綺麗になります♪

 

スレ傷をそのままにしておくと劣化が進行し、ひび割れになることがありますので気をつけてくださいね~(>_<)

 

 

ソファのスレ傷、ひび割れが起きる原因については、2025年5月3日(スレ傷の原因)と2025年5月13日(ひび割れの原因)のブログの中でご紹介していますので、そちらも参考にしてくださいね!

【「カリモク 2人掛けソファのスレ傷・ひび割れ補修、染め直し修理」ブログ】

【「wittmann(ヴィットマン)パーソナルチェアの染め直し修理」ブログ】

 

 

それでは、
モリシゲ 3人掛け ソファ スレ傷補修   染め直し修理をしていきます(^_^)/

完成したAFTER画像もお楽しみに!(^^)!

 

 

②染め直し修理の工程

●クリーニング
ソファ全体を布にレザークリーナーを付けてやさしく丁寧に拭いて汚れやソファ表面の油分を落とします。

●スレ傷補修
数種類ある補修剤の中から傷の程度や傷の深さによって補修剤を選定しスレ傷を補修します。補修剤の塗布・表面の磨きを繰り返して、スレ傷をなめらかに整えます。
その後、ソファ全体に特殊な補修剤を塗布し、目視で確認できない細かいスレ傷を補修します。

●いよいよ染め直しです!
元のお色をつくり明るさなど、トーンを微調整。いい感じのお色に調色できましたー(^_^)/ 調色したお色にツヤ感を調整し、スプレーガンでソファにムラなく均一に塗布していきます。

●乾燥&仕上げ
しっかり乾燥したあと、最後の仕上げに、ソファ全体に保湿のオイルを塗って、完成です!(^^)!

 

さて、どんな風に生まれ変わったでしょうか~(*^▽^*)

 

 

③AFTER(修理施工後)

色褪せていましたが、綺麗になりました。

 

 

スレ傷がなくなり綺麗になりました

 

スレ傷がなくなり綺麗になりました

  いかがでしょうか!!

スレ傷補修&染め直し! モリシゲ  3人掛けソファが綺麗に生まれ変わりましたー!(^^)!

 

定期的にクリーニング、保湿ケアをしていただき、ソファを末永くお使いいただけると嬉しいです(^_^)/

 

 

以上、
モリシゲ 3人掛けソファ スレ傷補修   染め直し修理
でした!(^^)!

ソファの補修、リペア、染め直し、カラーチェンジはぜひ!革研究所堺店にお任せください。
クッション交換、革の張替えなどもお気軽にお問合せくださいね~!!

 

 

 

④モリシゲ 歴史のご紹介

1944年モリシゲ(株式会社森繁)は創業者の森 繁治(しげはる)により、香川県高松市に漆工芸の工房としてモリシゲが創業しました。

香川県高松市では、200年近くの漆工芸の歴史があることをご存知でしょうか?
香川漆器の名は全国的に知らています。

 

江戸時代後期、玉楮象谷(たまかじぞうこく)という一人の職人が京都へ訪れた際、東本願寺や大徳寺などが所有していた中国南方や東南アジアの籃胎蒟醤(らんたいきんま)漆器や中国の唐物漆器などに影響を受け、独自の技法を編み出しました。

現在では、玉楮象谷が編み出した、蒟醤(きんま)・存清(ぞんせい)・彫漆(ちょうしつ)の技法は、「香川の三技法」と呼ばれています。

 

香川の三技法に、後藤塗、象谷塗の2つを加えた5つの技法が国の伝統的工芸品に指定され、高松市を中心に繫栄してきました。

 

森 繁治(しげはる)は、漆塗りの座卓の製造を行う漆芸工房として創業したのがモリシゲの始まりでした。

モリシゲの前身の工房は、昭和29年(1954年)に株式会社へ組織変更し、香川県高松市福岡町に小売店舗を出店しました。

1950年代は、戦後の復興により、当時の必要不可欠な家庭の家具として座卓などの家具の需要が高まりました。

香川県高松市の産業が最盛期を迎えたことにより、昭和28年(1953年)には木工場を設立し、座卓の素地の製造から漆塗りまでの一貫した製造を開始しました。

昭和30年(1955年)頃まで香川県高松市の産業は最盛期となりました。
香川県高松市の産業が最盛期を迎えたことにより、モリシゲも順調に規模を大きくしていきました。

 

1960年代頃、戦後の高度経済成長期の真っ只中に、日本のインテリアはそれまでの和室を主とした生活(ライフスタイル)からリビングなどの洋室が一般家庭のライフスタイルにも浸透していきました。

昭和37年(1962年)にはモリシゲもリビングセットやキャビネットを中心とした洋家具の製造を開始しました。

 

昭和55年(1980年)には、「全国優良家具展」にて内閣総理大臣賞を受賞しました。
これまでも、全国漆器展などでの受賞歴が多数ありますが、漆器としての品質や価値だけではなく、家具としての高い品質にこだわったものづくりが、確かな形で評価を受けたかたちとなりました。

 

平成初期(1990年代)頃までには順調に売上を伸ばしていき、東京・大阪・福岡にショールームをオープンしました。
また、工場の増改築を行い、本社に漆や塗装工程を公開する工房を設置しました。
その後、順調に業績を伸ばしているように見えていましたが、1991年~1993年頃にかけて起きたバブルが崩壊したことにより、モリシゲは苦難の時代を迎えることとなります。

バブル崩壊後の日本経済の悪化や安価で買い替えのサイクルの激しい低価格の家具メーカーが流行しました。

 

優れた品質、丈夫で長持ち、家具へ伝統技術を施す丁寧な職人の仕事を得意とするモリシゲと低価格の家具メーカーとの相性がまったく合いませんでしたが、低価格の家具メーカーが流行しても、モリシゲがトップ家具メーカーである事実は変わりませんでした。

厳選した木材をはじめとした素材へのこだわり、200年受け継がれてきた優れた品質の漆塗りの技術、表面的な美しさに留まらない、細部までこだわった仕上げをおこなう熟練の職人たちが一つ一つ丁寧に行う手仕事や技術によって生み出された家具は、孫の代まで受け継がれるような頑丈で丈夫さと上質な美しさを合わせ持っています。

梅雨の時期には家具を湿気から守り、厳しい冬の乾燥のもとでも保護する塗装、目に見えない接合部の技術や内部にも表面と同じ木材を使うことによる狂いの無さに、とりわけその品質を感じることができます。

低価格の家具メーカーなどの安価な海外製品との競合で業績がますます悪化すると、2017年には新会社の「株式会社森繁」を設立し事業を継承した一方で、自らは商号を「株式会社ジャクソン」に改めて特別清算の開始決定を受けました。

その後は新会社が事業を引き継いだものの、新型コロナウイルス感染症の影響による先行きの不安に加え、原材料・エネルギー価格の高騰による採算の悪化も重なり資金繰りが逼迫したため、これ以上の事業継続は困難と判断し、2023年4月末に倒産しました。

 

 

モリシゲのスタイル

モリシゲのスタイルは、主に「クラシック&エレガント」「モダン」「漆モダン(和モダン)」「数寄屋」「漆家具」に分類されています。

 

モリシゲのスタイルをご紹介していきます。

クラシック&エレガント

クラシックテイストのスタイルは、日本の家具ブランド中でもトップクラスの品質をもち、クラシック家具は人気のスタイルの一つです。

漆塗りの技術をウレタン塗装にも取り入れたモリシゲの高い塗装技術により、木部の自然の美しさと、しっかりとした丈夫な作りの品質、漆塗り技術を生かしたクラシックな作りの中にも現代の住空間に馴染むデザイン性、優雅で上品に仕上がっています。

クラシックの中でも、ネオクラシックテイストの華美過ぎない上品なスタイルは、多くのファンに選ばれている商品となっています。

 

モダンスタイル

モダンテイストのスタイルは、洗練された大人の落ち着きを感じるデザインでありながら海外の高級ブランドに引けを取らない高級感とデザイン性があります。

スタンダードなモダンテイストのソファやテーブル、香川漆器の漆塗りの技術を用いた美術品のような美しさを持ったストレージアイテムのグループです。

デザイン力とモリシゲの匠の塗装技術が見事な相乗効果を生み出しています。
ソファのラインナップが一番豊富であり、重厚感のある落ち着きのある佇まいは、シックなモダンスタイルのインテリアにおすすめの商品となっています。

 

漆モダン(和モダン)

漆モダン(和モダン)スタイルは、カジュアルテイストや北欧のモダン寄りとは違い、きちんと「和」の良さを取り入れたモダンテイストのスタイルとなっています。
他では見ない洒落た佇まいと「艶」のような色気を持っており、和モダンテイストのスタイルでありながら、イタリアンモダンのスタイルのような洗練されたデザインのアイテムとの相性も良いです。

デザイナーズアイテムと合わせてコーディネートしても、霞むことのない印象的な存在となります。

伝統的な漆塗りを用いたアイテムが多く、美術品のような美しい佇まいも魅力の一つとなっており、リビング・ダインングから和室や書斎、玄関などにも取り入れられるアイテムが豊富な製品となっています。

 

数寄屋スタイル

数寄屋テイストのスタイルは、現在「水葉」シリーズのみの取り扱いとなっている、栓材をメインに使用した木材本来の色味を生かした木地仕上が特徴的なナチュラルモダンな印象のシリーズです。

リビング・ダイニング・和室に向けたアイテムラインナップ商品となっています。

特に印象的なアイテムはソファで、栓素材のベースに、ウォールナット材のアームと背もたれの後ろ部分のあじろ仕上げ、ステンレスの笠木が特徴的なデザインです。

※あじろ仕上げとは、木や竹、草などの植物を薄く加工して平面状に編み込んだ仕上げのことです。

 

漆家具

漆家具は、古くからモリシゲが取り組んできた漆塗りの座卓や、飾り棚といった漆塗りのアイテムをまとめたグループとなります。
「漆家具」といっても、施される漆塗り技法は様々で、絢爛な塗りの美しさは日本家具の美を極めた姿そのものです。

和家具なので和室向けと思いきや、洋室にも取り入れられるようなデザインのものも数多くあるので、美しい飾り棚をお探しの方にもおすすめの商品となっています。

 

モリシゲの主な製品

・漆塗り和洋家具(座卓・箪笥・キャビネットなど
・ソファ
・ダイニングテーブル
・ダイニングチェア
・テーブル
・キャビネット
・書斎用家具
・寝室用家具
などがあります。

 

 

ここまでモリシゲの歴史についてご紹介させていただきましたが、私たちの身近には色々な革製品があります。今後も革についての歴史などをご紹介したいと思っております。

 

お手入れをすれば長く使えますので、革製品での傷補修や染め直し(リカラー)、カラーチェンジ、革の張替えなどがありましたらお気軽に革研究所堺店にお問合せください。

 

 

施工ご依頼・お問合せ方法・アクセス方法

革研究所  堺店
住所:〒593-8302 大阪府堺市西区北条町2-23-16
電話番号: 072-200-3500
E-mail:  support@sakai-kawaken.com
URL:  https://sakai-kawaken.com

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阪和道 堺インターより約15分

革修理対応製品

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店舗情報

革研究所 堺店

代表者 藤林 薫
所在地 〒593-8302 大阪府堺市西区北条町2-23-16
TEL 072-200-3500

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